Gallup認定ストレングスコーチになって最初の仕事はこれだ。
洋書「Strengths Based Parenting: Developing Your Children’s Innate Talents」のブックレビュー。
まず興味をもったのが、この本のタイトルもそうだが、クリフトン・ストレングスを教育にどのように活用するかだ。
おなじみのクリフトン・ストレングス(ストレングスファインダー)の対象年齢は15才以上。では、15才未満の子供を対象にしたクリフトン・ストレングスはないのか?ということで調べてみるとありました!
「Clifton Youth Strengths Explorer」
推奨対象年齢は10~14才。
残念ながら2022年1月時点で、日本語版はない。
Gallupのサイトからアクセスコードを購入して(1000円ちょっと)、テストを受けるか、この本(Strength baced parenting)を購入して付録のコードを入力するかしか方法はない。
英語版しかないということだから、テストを受けるにあたっては英語ができるか、または翻訳できる大人が側について一緒にテストを受けることが条件となろう。英語さえできれば、時間は15~20分で完了できるようだ。
さて、この「Clifton Youth StrengthsExplorer」を受けることで次のようなメリットがあると、この本には書いてある。
The assessment can help you:
・identify and learn more about your child’s unique talents
・help your child apply his natural patterns of thought, feeling
and behavior to activities he is involved in
・influence your childd s achievement
・better match your child to developmental experiences that
foster growth
・子供のユニークな才能を特定し、学ぶ
・子供の関わっている活動に、自然な思考、感情、行動のパターンを適用する
・子供の成績に影響を与える
・成長を促進する発達体験にあなたの子供をよりよくマッチさせる
大人版クリフトン・ストレングスと基本的な考え方は同じである。
大人版と違うのは、34資質ではなく、10の才能のテーマに分類している点である。そして、「Clifton Youth StrengthsExplorer」を受けることで、上位3つの才能のテーマが特定でき、詳細なレポートがついてくる。
才能の10のテーマとは次のようなものだ。
Achieving
Discoverer
Caring
Future Thinker
Competing
Organizer
Confidence
Presence
Dependability
Relating
大人版クリフトン・ストレングスの34資質の語句と似たもの(表現)はあるが(AchieverとAchievingのように)、一致するものはない。
訳してみると、
Achieving → 達成
Discoverer → 発見者
Caring → 思いやり
Future Thinker → 未来の思想家
Competing → 競争
Organizer → 主催者
Confidence → 自信
Presence → 存在感
Dependability → 信頼性
Relating → 関係構築
といったところか。
一般のクリフトン・ストレングスは、34資質を4領域(実行、戦略的思考、人間関係構築、影響力)に分類できるが、この「Clifton Youth Strengths Explorer」の10のテーマもそういった視点から眺めてみると面白そうだ。
この才能の10のテーマの詳細は、今後順を追って紹介していこう。
投稿者プロフィール

- masaki
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誰もが自分の個性や才能を生かして、望む人生を自由に生きられる社会の実現を目指しています。今まで教育に携わりながらコーチング、心理学、カウンセリング、占星学、学習法など、個人の成長や能力開発に関わることを学んできました。このブログで発信する情報が、自己理解や他者理解を深めるきっかけの1つになれば幸いです。
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