今日も国語の授業の話。
きのうと同じように、ゆるく書きます。
きのうのブログで、国語の「読み」の授業には3つのレベルがあり、最悪なのは子供たちに付けさせたい力が明確になっていない授業だと書きました。
それを避けるための一案が「学習用語」です。
付けたい力を「学習用語」にまで落とし、子供と共有するのです。
例えば物語の授業なら、
中心人物、対人物、場面、山場、クライマックス、伏線・・・
詩の授業なら、
連、リズム、擬態語、擬音語、リフレイン、対句・・・
説明文なら、
段落、中心文、要点、要約、要旨、三段構成、筆者の主張・・・
学習用語に落とすのは、学習した内容を言葉でラベリングして子供の記憶に残すためです。
用語に落とせば別の場面で活用させようとしたとき、「ああ、あのことね」と容易に想起させることができます。(教室に用語を掲示しておくのがベスト!)
教師側の利点としては、その授業や単元でねらう力をはっきりさせることにつながります。
これだけであいまいな国語から脱却できます。
最近は国語の教科書に用語がはっきり示されるようになってきています。
また、単元末に載っている学習の手引きも使いやすくなっています。
学習用語を使った実践を学びたい方は次の書籍がおすすめです。
東洋館出版「東京・吉祥寺発 読みの力を育てる用語―読解力を支える用語の習得・活用 (読解力シリーズ)」2009年刊行
投稿者プロフィール
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誰もが自分の個性や才能を生かして、望む人生を自由に生きられる社会の実現を目指しています。今まで教育に携わりながらコーチング、心理学、カウンセリング、占星学、学習法など、個人の成長や能力開発に関わることを学んできました。このブログで発信する情報が、自己理解や他者理解を深めるきっかけの1つになれば幸いです。
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