10連休も残りあと2日。
仕事に没頭できるありがたい日々も残すところあと僅か。
ようやく事務作業的なことが一段落し、教材研究ができるようになりました。
さて、連休前にクラスの宿題として、「令和」の出典元となった万葉集の一句を暗唱するように課題を出しました。
時に、初春の令月にして、
気淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、
蘭は珮後の香を薫す。
(「万葉集」巻五 梅花の歌三十二首の序文より)(意味)
時は初春のよい月であり、
空気はうつくしく、風は和やかで、
梅は鏡の前の美人がおしろいでよそおうように花咲き、
蘭は身をかざる衣にまとう香のように薫らせる。
最近の国語の教科書には伝統的な言語文化に触れさせる意図で、古典もたくさん掲載されています。
スマホ世代の子供たちにとっては最初はなじみがなくても、何度も音読していると、情景の美しさや昔の人の今と変わらぬ思いに共感できるようになります。
「令和」も最初はピンと来ませんでしたが、だんだんとその響きや字形の美しさ、込められた意味のよさに気づくようになりました。
令和元年、令和時代といった言葉にもだんだんなじんでくるようになり、いよいよ新しい時代が始まったんだという実感が湧いてくるようになりました。
平成から令和へ、平和な時代を築いていけるよう、その橋渡しを教育を通じて担っていきたいです。
投稿者プロフィール
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誰もが自分の個性や才能を生かして、望む人生を自由に生きられる社会の実現を目指しています。今まで教育に携わりながらコーチング、心理学、カウンセリング、占星学、学習法など、個人の成長や能力開発に関わることを学んできました。このブログで発信する情報が、自己理解や他者理解を深めるきっかけの1つになれば幸いです。
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