2012年のことだったか、当時住んでいた岡山から休暇を利用して東京に来た。
滞在するホテルは新宿、渋谷、池袋などがお決まりのパターンだったが、そのときは武蔵野にホテルをとった。
武蔵野といっても岡山に住む自分にとっては東京のどのあたりの位置になるのかすら分からなかった。
中央線に乗って三鷹まで行くとなって「けっこう西なんだ」と初めて知った。
ホテルにチェックインを済ませ、時間があったのでホテルから吉祥寺駅まで歩いてみることにした。
サンロードや井の頭公園など、駅周辺はテレビでよく取り上げられているが、少し離れた住宅街の中を、そのときは意図せず歩いていた。
「東京にもこんな静かな住宅街があるんだ」
「もし東京に住むとしたら、こんなところに住みたいな」
それから6年経った今、吉祥寺に住んでいる。
あのときの直感にしたがった結果なのか、あらかじめ決まっていたことなのかはわからない。
でもどちらかといえば、あらかじめ決まっていたことのような気がする。
きっと、すでに決まっていた未来から流れてきた風を2012年の自分が一瞬感じ取ったのだろう。
でなければ、ここに至るまでのいくつかの偶然は説明できない。
自分自身で決めたことはいくつかある。
岡山県の教員を退職すること。
東京に住むこと。
でもそれだけではない。
未来の一点を決めると、その決めた未来からいろんな風が現在に向かって吹いてくるという。
背中を押してくれる風になることもあれば、暴風となって「お~い、おまえの行く方向はそっちじゃないぞ~!」と痛い目に遭わせることで気付かせてくれることもある。
今はどっちだろうか?
まずは未来の一点を心から決めなきゃね。
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誰もが自分の個性や才能を生かして、望む人生を自由に生きられる社会の実現を目指しています。今まで教育に携わりながらコーチング、心理学、カウンセリング、占星学、学習法など、個人の成長や能力開発に関わることを学んできました。このブログで発信する情報が、自己理解や他者理解を深めるきっかけの1つになれば幸いです。
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