知的生産の技術で、とても強力なものがある。「シントピック・リーディング」だ。
シントピック・リーディングについては、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」(ポールR.シーリィ著、フォレスト出版)に詳細が説明されているが、簡単に言えば、あるテーマについて4冊の本を同時に読み、自分の考えをまとめる読書法だ。
“シントピック・リーディング(4冊同時読み)をして「学校教育でコーチングをどのように活用していくか?」について考えてみた。” の続きを読む
小学校教師でGallup認定ストレングスコーチのmasakiです。 教育、コーチング、心理学、学習法、占星学に関することなどを書いています。
知的生産の技術で、とても強力なものがある。「シントピック・リーディング」だ。
シントピック・リーディングについては、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」(ポールR.シーリィ著、フォレスト出版)に詳細が説明されているが、簡単に言えば、あるテーマについて4冊の本を同時に読み、自分の考えをまとめる読書法だ。
“シントピック・リーディング(4冊同時読み)をして「学校教育でコーチングをどのように活用していくか?」について考えてみた。” の続きを読む
以前、本ブログで国語教科書全文をテキストデータ化する方法について書いたが、別の方法を発見したので紹介しよう。
「U理論」とは、マサチューセッツ工科大学のオット・シャーマー博士が明らかにした、個人や組織の変容プロセスに関する理論だ。
「U理論」を知ったのは6,7年前だが、きっかけは神田昌典氏が開発した「フューチャー・マッピング」の講座を受講(当時は「全脳思考」という名称だった)したことがきっかけだ。確か2012年のことだ。
「U理論」に関する書籍はたくさん出版されているが、何度読んでも難解で、つかみどころがない感じだった。
ところが、今年になってある講座でカウンセリングについて学んでいるときに再び「U理論」に出合い、それがきっかけで改めて書籍を読み直してみて、ようやく腹落ちする感覚があった。今回はそれをシェアしたい。 “「U理論」を活用して「教師と子供の関係性」や「コーチとクライアントの関係性」を理解する” の続きを読む
以前ブログで脳の働きを「象さん」や「象使い」にたとえ、両方をバランスよく活用することで目標達成がしやすくなることを述べました。↓↓
★旧ブログ 2018年5月14日エントリー記事
「目標達成における象(感情)と象使い(思考)」
「象さん」は人間の感情や感覚の比喩、「象使い」は理性や思考の比喩です。下の図で言うと「象さん」が得意なのは左半分、「象使い」が得意なのは右半分です。
この「象さん」と「象使い」の両方の力を最大限引き出し、学習を加速させるノート法があります。「マインドマップ」です。
“小学校教師でトニー・ブザン公認マインドマップインストラクターでもある私が子供にマインドマップを奨める7つの理由” の続きを読む
国語の授業で、「音読」は子供が好きな活動の一つである。新しい単元に入ったときなど「先生、マル読みしよう!」とリクエストされることも多い。
しかし、いつもいつも同じ「マル読み」をしていたら、さすがに子供も飽きるだろう。
本書(「論理が身につく『考える音読』の授業アイデア50(桂 聖・編著、考える音読の会・著 東洋館出版社」)は、音読には実にさまざまなバリエーションがあることを教えてくれる。説明文と文学で、それぞれ50の音読のアイデアが示されている。その中から「これは簡単!すぐにでもやってみたい!」と思った音読アイデアを紹介しよう。
パーフェクト読み
リレー読み
たけのこ読み
マル・テン読み
動作読み
ぼく読み
〇〇さん読み
意味段落読み
つぶやき読み
主語読み
接続語強調読み
頭括・尾括読み
対比読み
文章構成図動作読み
役割読み
重ね読み
形容詞入れ替え読み
情景表現置き換え読み
比喩表現とばし読み
補い読み(体言止め)
倒置比べ読み
クライマックス読み
“音読のバリエーションが増えれば国語の授業がさらに楽しくなる!良書紹介「論理が身につく『考える音読』の授業アイデア50(東洋館出版社)」” の続きを読む
国語の授業の準備をするとき、教科書教材の全文を、Wordなどでテキストデータ化したものがあると、何かと便利である。自分がしたい授業に合わせて、教材やワークシートの作成が自在にできるからである。
どういうことかというと、例えば、全文をB4やA3の一枚もののプリントにすることで、教科書では見えにくかった論理(言葉と言葉のつながり)が捉えやすくなる。また、物語教材の場合、教科書ではすでに場面分けされていることも多いが、あえて場面をつなげて提示し、子供に場面分けさせることもできる。自力で時・場・人物を手がかり場面分けできることも国語科で培いたい大切な力である。説明文教材でも同様に、子供に意味段落分けをさせるなら、一枚プリントの方が便利である。
“国語教科書全文(本文)を簡単にテキストデータ化する方法 ~「読むこと」の授業準備を効率よく行うために~” の続きを読む
「主体的・対話的で深い学び」について、上智大学・奈須正裕先生の言葉を数回にわたって紹介している。今回でひとまずラスト。最後は、新学習指導要領の目標に示された「日常生活」の捉え方について。
新学習指導要領の重要キーワードである「主体的・対話的で深い学び」
これは子供のどんな学びの姿を表しているのだろうか?
本ブログでは、数回にわたって上智大学・奈須正裕先生の発言を紹介している。
3回目の今回は最もイメージしにくいと言われる「深い学び」について。
(引用元は『国語授業における「深い学び」を考える -授業者からの提案- 全国国語授業研究会 筑波大学附属小学校国語研究部編著(東洋館2017年8月初版)』)
もうすぐ学校は2学期である。
子供たちは夏休みの宿題の仕上げに追われる時期である。
再び始まる学校生活に胸を躍らせる子もいる一方、どんよりとした気持ちをひとりで抱え込んでしまう子もいるだろう。
重たい話だが毎年この時期は子供の自殺が増えるという。
痛ましいニュースを目にする度に、何とか救う手立てはなかったのかと胸が締め付けられる思いがする。
「主体的・対話的で深い学び」が今の教育界のキーワードである。
これは子供のどんな学びの姿を表しているのだろうか。
前回に続き、上智大学・奈須正裕先生の発言内容をシェアしたい。
今回は「対話的な学び」について。
(引用元は、『国語授業における「深い学び」を考える -授業者からの提案- 全国国語授業研究会 筑波大学附属小学校国語研究部編著(東洋館2017年8月初版)』) “小学校学習指導要領(平成29年告示)に示された「深い学び」とは? 上智大学・奈須正裕先生の言葉②” の続きを読む